日記:しゆろぐ2020年のおすすめ記事

毎年恒例(大嘘)、今年のおすすめ記事を振り返ろうと思います。

まず全体の振り返り。記事本数は2017年(61本)、2018年(57本)、2019年(24本)、2020年(30本)という推移で、2017年・2018年に比べると少ないですが、2019年に比べると少し多めに記事を書けました。

2020年は、例年よりことばに関する記事が多く、6本も書きました。感想に関する記事は少なめで、16本でした。記事の数だけ見ると、感想記事の方が多いですが、ことばに関する記事を書く方が疲れるので、今年は頑張った感じがします。

その他、メモや日記の記事があります。

以下、ことば・感想・メモ・日記の順におすすめ記事を挙げていきます。

 

ことば

rrr-lang.hatenablog.com

まずは2020年に購入した辞書アプリ関連の記事です。

どんな人に影響を受けてどんな風に辞書を引き比べるのが楽しいかという話です。

言葉を簡潔に説明するのは難しいんだなぁとしみじみします。

 

rrr-lang.hatenablog.com

タイトルの通り、「星に願いを」「まごころを君に」みたいな「XにYを」「YをXに」型のタイトルを分類したり、リスト化したりした記事です。

リストをつくるときは、範囲をどのように絞るか、何を全体とするか、というところに工夫が必要です。日本語で発表された全てのタイトルのデータベースとかは多分ないので。

国会図書館の検索も考えたのですが、膨大だったのでwikipediaに立項されているタイトルのリストということで妥協しました。妥協です。

疲れましたが、こういうリストがあったら嬉しいなぁと思っていたので満足です。

ただ、同じことを知りたい人がいたとして、検索で辿り着けるページになっていればいいのですが、微妙です。

バズりたいとは思わないのですが、同じことを知りたいと思う人には届いてほしいと思うので、そこらへんは難しいところです。

 

rrr-lang.hatenablog.com

今年の新語2020の便乗記事です。

結局、大賞は「ぴえん」だったのですが、この記事で述べた「これまで大賞に純粋な名詞は選ばれてこなかった(名詞が選ばれるためのハードルは高い)」という話とは整合する結果だと思います。

名詞の明日はどっちだ。

(泣き声をあらわす語彙の掲載状況等に着目して「「ぴえん」はたぶん新明解国語辞典には載らない」という記事を書く予定でしたが、2020年中には間に合いませんでした)

 

感想

rrr-lang.hatenablog.com

rrr-lang.hatenablog.com

ミステリの感想はこのブログのメインコンテンツの一つです。

館シリーズに関しては、とりあえず「時計館の殺人」に辿り着くことを目標に読み進めていたので、せっかくなのでいつもと違うことをやろうと思い、解決編を読まずに推理の内容を記事にしてブログにアップロードするという試みをやってみました。

犯人そのものもそうですが、館の謎とか、いろいろちゃんと考えてみると楽しかったです。

長編ミステリを読むときは、解決編の前に証拠やアリバイを整理したり、自分なりに推理をしてみているのですが、しっかり推理して書き残してみると「ちゃんとわかってなかった」部分が明示的になるので面白いです。

「なんとなく犯人がわかる」と「証拠に基づいて他の可能性を排除できる」というのは全然違うことなんだなぁと改めて思いました。

 

rrr-lang.hatenablog.com

記事がおすすめというより作品がおすすめです。

米澤穂信の〈小市民〉シリーズ約10年ぶりの新刊でした。

表紙の小鳩くんと小佐内さんがマフラーを巻いていてかわいいですね。

伯林あげぱんの謎は小鳩くんの探偵役としての性質をあらためて確認する上で重要な短編かなぁと思います。

 

メモ

rrr-lang.hatenablog.com

魔法少女まどか☆マギカについてのメモです。

映画論とか演劇論とかで人が画面にどう配置されるかというのは色々蓄積があるかと思うのですが、そこらへんの素養がない状態でてきとーなことを書いているので雑なメモですが、ずっとなんとなく思っていたことを言葉にできてよかったです。

魔法少女まどか☆マギカは来年(2021年)でちょうど10周年になるので、また何か書けたら良いですね。

 

日記

rrr-lang.hatenablog.com

2020年、最初に書いた記事です。

私は割とアーカイブ欲みたいなものがある人間で、読んだ作品のリストとかはそうでもないのですが、作品を読んで何を想ったのか、何を感じたのか、何を考えたのかとかが残っていると嬉しいという気持ちがあります。

参照しやすさと言う点でいうと、Twitterよりはブログの方が便利です。

ただ、ブログで記事という形で書くとなると、多かれ少なかれまとまった文章として感情が編集されてしまうので、本当はTwitterに殴り書きをした方が感情のアーカイブとしては優れているのかもしれません。でも、それだと参照しにくい。

難しいですね。