米澤穂信

日記:「いまさら翼といわれても」

古典部シリーズの現行最新短編集。 「巴里マカロンの謎」の感想を書いて、そういえば感想書いてなかったなと思ったので、書く。 日記:「巴里マカロンの謎」 - しゆろぐ 今回はネタバレなし。 折木奉太郎という人間 「鏡には映らない」「連峰は晴れているか…

日記:「巴里マカロンの謎」

小市民シリーズ11年ぶりの最新刊だそうです。心待ちにしていました。 国名シリーズ風のタイトル 小市民シリーズはこれまで『春期限定いちごタルト事件』『夏期限定トロピカルパフェ事件』『秋期限定栗きんとん事件』の3作が発売されていますが、『巴里マカロ…

日記:「ボトルネック」

だいぶ昔に書いた記事が放置されていた。ちょうど『真実の10メートル手前』を読んだところなので、加筆してアップロードしておく。 ダンケルクを見に行った日の朝、電車でボトルネックを読んでいた。 米澤穂信の書く青春小説だ。SFでもあるし、ミステリ的で…

日記:「真実の10メートル手前」

米澤穂信の短編集『真実の10メートル手前』が文庫化していたので読んでみた。 簡潔にまとめれば、よいミステリであり、よい社会派であり、よい連作短編集であり、そして何よりよいキャラクター小説だった。 米澤穂信の初期の長編『さよなら妖精』に登場する…