2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

日記:「ダンケルク」

見てきたぜIMAX。 とにかく画面がでかい。ここまで大画面じゃ逆に画面が見渡せなくて、重要な部分を見落としてしまうんじゃないかというくらいにはでかい。これでも最大ではなくて、ダンケルクの映像を100パーセント見るには足りないタイプのIMAXというんだ…

日記:「007スカイフォール」

カジノロワイヤルに続いてスカイフォールも見た。 慰めの報酬は評判がよくなかったので飛ばしてしまった。 カジノロワイヤルの次にこれを見たせいか、ボンドに完璧なスパイというイメージがあんまりない。割とダメなシーンが多い二作なんだろうとは思う。 ア…

日記:「4分間のピアニスト」

ピアニストの話が見たいとか、百合系の文脈で紹介されているとかで気になっていた。 ※百合系の文脈 レズビアン映画 洋画編(2017年更新) - 奇妙な店長の戯言部屋 映画『4分間のピアニスト』感想 - 石壁に百合の花咲く 極めつけは、どこかの紹介文に書い…

詩:ぜんぶ私でした

ぜんぶ私でした。 ぐつぐつと煮えたぎる日光をいとおしいと感じながら走り回っていたのも、撫でるように包んでくれるうららかな陽光をうとましいと感じながら逃げ回っていたのも、ぜんぶ私でした。雨が降っているからという理由で、約束をすべて裏切って、飛…

日記:忘れていく

どんな記憶が自分のなかに残っているかはわからないもので、小学生のときに熱心に読んでいたダレン・シャンのことはすっかり忘れているのに、当時人気だったから抑えておこう程度に思っていたハリー・ポッターのことはしっかり覚えている。 ハリー・ポッター…

日記:「セブン」

時系列で言うと、「プラダを着た悪魔」の翌日に「セブン」を見た。 2本合わせて、しばらく映画は見なくていいかなと思うくらいには充実した時間だった。 セブンについて簡潔に説明するなら、七つの大罪に見立てた猟奇的連続殺意人に挑む二人の刑事の話だ。 …

日記:「プラダを着た悪魔」

元気になる映画、とおっしゃる方がいて、半信半疑だったけど嘘じゃなかった。 凄いけどやばい上司の下で働くことになった主人公が、ひどい目に遭いつつ頑張る話。 「ひどい目に遭いつつ」の描き方が最初こそ長い尺をとるのだけど、だんだん映像としてリズム…

日記:「はじまりのうた」

同じ演奏が2回異なる形で描かれる作品が好きだ。*1 いろいろな形がある。最初は楽しかったはずの演奏が、二度目は切ない。逆に、かなしたかったはずの演奏が、どこか楽しいものとして再演される。 この映画におけるその演出は、白眉だと思う。 皆様は白眉と…

日記:「パターソン」

パターソンに住むバスドライバーのパターソンという男のお話。 彼の趣味は詩をつくること。 何気ないようでたくさんのことに溢れている彼の日常とか、詩作とか、そういうのがメインの映画です。 一番いいな、と思ったところは、少しずつ詩ができあがっていく…

日記:「A.I.」

二度目の視聴になる。 数少ない私が昔見たことのある映画だ。 過去の自分の弁では、この映画を見たときに初めて死というものを実感として理解したらしい。別に死がテーマになっている映画ではないと思うけど。 映画の筋はごく単純。植物状態の子供を持つ家庭…

日記:「おとぎ話みたい」

久々に日本の実写映画を見たかも。 よくも悪くも強烈なモノローグが冒頭から襲い掛かってくる。 少女がいかにも地の文のような、日常会話ではあまり使わない語彙を交えつつ思案している。 上京しようと考えている女の子が、はやく離れたいと思っていた田舎で…

日記:「エターナル・サンシャイン」

完璧。 恋人と喧嘩別れをした男が、恋人が彼に関する記憶を消したことを知る。 そして、彼は自分も恋人に関する記憶を消すことにする。 そのために行われる施術の最中、彼は自身の記憶をめぐる。中にはいい思い出もあった。そのうち、彼は記憶を失うことに抵…

日記:「007カジノロワイヤル」

革命によって国が二つに分断された19世紀のイギリスを舞台にしたスパイアニメ、プリンセス・プリンシパルが放送中なので、これにちなんで007を見てみることにした。 アクションはそこまで好きではないので最後までちゃんと見られるか不安だったが、見てみる…

日記:「イヴの時間」

カフェもの、なんていうジャンルがあるのか知らないけど、カフェもの。 アンドロイドが実用化されて間もない世界。しかしアンドロイドに感情移入とか、人間を見出しすぎる人間がドリ系といって揶揄されていたり、「口にするものをロボットに任せるのはよくな…

日記:打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(アニメ)

実写版はこっち 日記:「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」 - しゆろぐ 下手に実写版を見てしまったのでバイアスがかかっているかもしれない。 映像は癖のあるところもありつつ、いいと思うところもいくつかあった。オープニングとして、無人の…

日記:名作映画を全然見てない自分に劣等感を覚えていたころ

世界は傑作であふれている。 映画、小説、舞台、音楽、詩、見識がないから列挙も下手だが、あらゆる世界にたくさんの傑作がある。傑作とされているものがある。 ミステリなら。 モルグ街の殺人、そして誰もいなくなった、オリエント急行の殺人、Yの悲劇、フ…

日記:「アメリ」

近頃、映画って結局他人事なんだな、というようなことを思うようになってきて、それに没頭できない気持ちを強く自覚するようになってきた。 アメリで描かれていることも、重大さの大小はあれど、他人事だ。しかしながら作中で描かれるささやかな他人事が、す…

日記:「スタンド・バイ・ミー」

エモい! 9000000点! 4人の少年の個性が冒頭数分を見ただけですぐにわかる。 主人公がどのような人間か、ということもわかりやすく提示され、入り込みやすい。 物語を語るうえでは、物語を楽しむための前提をどう共有するか、というところが最初に詰まる難…

日記:「メリー・ポピンズ」

ディズニーのミュージカル映画。 古い映画だと思うけど、人が飛ぶとか、部屋がひとりで片付くとか、そういう工夫がないと撮れないシーンが多い。極めつけはアニメと実写が織り交ぜて描かれるシーン。今の感覚で見ると、すこし不自然だけど、それも不思議な懐…

日記:だってメラミよりメラゾーマのほうが強そうに聞こえる

最近、映画の感想しか書いていなかったので、中身のないことを書きたい。 しかし、中身のないことを書く、というのをわざわざやるのは難しい。 書かないと無なので記事にならないが、中身のあることを書いてしまってもいけない。 というわけで、進化形より進…