日記:最近読んだ漫画の感想(2020年後半)
複数巻ある漫画の感想を書くのが苦手なので、まとめて一言コメントを残しておきたいと思います。
最近とは言うが、時期はかなり広い。
「水は海に向かって流れる」「違国日記」「さんかく窓の外側は夜」「おとなになっても」「マイ・ブロークン・マリコ」「チェンソーマン」「SPY×FAMILY」の感想です。
水は海に向かって流れる(1)~(3)
本筋の話は置いといて、人々が生活している様子がよくて、ずっと生活しててほしいなと思ってしまう。生活してくれ。好ましいと思う人たちが好ましくただひたすら生活していてほしい。
(自分は生活が得意ではないのに)
直達くんははっとするようなことを言う子だね。
(「子だね」なんて言う年齢になってしまったね)
榊さんは、グラサンとか「最高の人生にしようぜ」とかがチャーミングだぜ。
うまくいえないけど、タイトルから受ける印象わりとそのまま。筋書き自体は結構重苦しい部分があるようにも思うけど、そういう風には描かれていなくて、穏やか。
違国日記 (1)~(6)
言葉を丁寧に探して、誠実であろうとする槙生が印象的。
槙生が朝の望む通りの言葉をかけることはしない(できない)けど、それでもソファで寄り添って肩を抱くシーンが印象的だった。
”誘惑に抗いきれず買ったこんだての調和を乱すちまき” (5巻)
わかる! 誘惑に抗いきれずに買ってこんだての調和を乱すやついるよ。
槙生の台詞に「ぐおー」ってなることが多いけど、じゃあ槙生がこの作品世界における絶対正義かというとそんなことはなくて、朝と暮らす中で自覚的にそのようにふるまっている面もたぶん多分にある。
大人になるということについて考える。
朝がどんどん、家族みたいにふるまうようになっているなーと思う。(良くも悪くも)
えみりさん周辺のエピソードが好きですね。
さんかく窓の外側は夜 (1)~(3)
非浦英莉可、なんとなく風浦可符香(さよなら絶望先生)を連想する名前。
信じるから見える、信じるから干渉できるみたいなのは、この作品以外でもありそうな話だと思うけど、半澤さんが霊をいっさい信じていないからこそ有効に働く場面があるというのが面白い。
(ホラーや怪談に詳しくないので、そういうのもよくあるものなのかもしれないけど)
ヤマシタトモコはたくさん凄い漫画を描いていて凄い。映画化もするし。
”わかってもわかんなくても知りたいと思っちゃダメなのかよ” (3巻)
届かなくても手を伸ばすという行為について最近よく考える。
(少女革命ウテナの最終話でアンシーに手を伸べようとするウテナの映像がフラッシュバックして思考は終わる)
おとなになっても (1)~(3)
「ぐへぇ」ってなりながら読んでるよ。
主役二人が恋をしている様子は本当にかわいいんですよ。でも、そんな状況でそんな可愛い顔をされたって、みたいな。
いつものズルズル泥沼パターンにしかみえない
あなただからそう思った
こんな気持ちは生まれてはじめて
テンプレートでもあるのかしら聞き飽きました
おとなになっても(1)
ここです。恋愛、どこにでもあるような普遍的な特別であり、それでも特別であり、という。
それはそれとして、テンプレートみたいなところを抜けて、どんどんヘンテコな状況になっていきますが、どうなるんでしょうか。
姑さんの、生活者としての強かさみたいなものが印象に残る。
マイ・ブロークン・マリコ
一気に読んだ。
つらい物語の中の幸運として、報道で友人の死を知ることができたのは幸運だったのかもしれないと少し思った。
もちろん、報道で知ることになる死というのはあまり良いものでないことが多いだろうし、この作品におけるそれもそうなんだろうけど、報道されない場合、家族から伝えられない限りその人の死を知ることはできなかったかもしれない。
いや、どっちの方がいいかはわからない。どっちも嫌だ。
チェンソーマン (1)~(2)
まだ最初の方しか読めていない。
少しずつ生活が形成されているなぁと思う。
SPY×FAMILY (1)
オーバースペックな人間が集まってわちゃわちゃすると楽しいという話っぽい。