メモ:ゆめタウン読みと283プロ
以下のブログ記事では、「ゆめタウン読み」というものが提唱されている。
具体的には、ゆめタウンのロゴが”YOU ME”と書いてこれを「ゆめ」と読ませているものを指している。
上のブログでは、”YOU”(ゆー)はアルファベットを英語読みして、”ME”(め)はアルファベットをローマ字読みするという点に注目して、この「ゆめタウン読み」について、訓読みと音読みで熟語をつくる湯桶読みや重箱読みに近いものなのではないかと位置付けている。
上記のブログでは、ゆめタウン読みに類例があるかどうかを気にしている。私もこれとまったく同じ仕組み(アルファベットを使い、英語読みとローマ字読みで単語をつくっている例)の言葉は思いつかないので、あるなら誰か教えてほしい。
ただ、「ローマ字読み」を「日本語読み」くらいに緩めると、類例が見つかる。
数字の語呂合わせだ。
語呂合わせは単に覚え方程度にとどまっているものもあり、そういうものを単語としてカウントしていいのかは微妙だ。
だが例えば、アイドルマスターシリーズでは、765(ナムコ)プロ、876(バンナム)プロ、315(サイコー)プロ、346(ミシロ)プロのように、数字の語呂合わせがプロダクション名(固有名詞)として使われる。
中でも、アイドルマスターシャイニーカラーズの283(ツバサ)プロがゆめタウン読みに近い。
283プロにおける283は、”two”・「はち」・「さん」という「英語」・「日本語」・「日本語」の組み合わせで語が構成されている。
ゆめタウン読みは、アルファベットが英語として読むことも日本語として(ローマ字として)読むことも可能であることによって成立している。(アラビア)数字も、英語でも日本語でも使われるため、英語と日本語が混在した読み方が可能になっているものだと思われる。
ただし、二つ(以上)の数字の組み合わせがYOUとMEによる単語の組み合わせと同じレベルのものかは怪しい。そもそもアルファベットではないため、厳密な意味での「ゆめタウン読み」の類例ではないが、思いついたので一応メモしておく。