2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

メモ:「~を」で終わるニュース記事の見出しと本文のミスマッチ

「ロンドン開催を」ってどういう意味? 週刊でネット上の情報検証をまとめた記事を掲載しているサイトで、以下のような情報訂正が行われていた。 「ロンドン市長が2020年ロンドンで五輪開催を主張」→主張したのは市長選候補者 《週刊》ネット上の情報検証ま…

日記:「さよならオルタ」

「やがて君になる」でおなじみ仲谷鳰の短編集。 各短編に作者のコメントがついているので、アンソロジー等で既に読んだことがあるという人も、購入して損はないと思います。 優しさとの距離/薄情? 作者のコメントの中で、読後までずっと引っかかっている言…

メモ:令和にもなって杏さやの話(魔法少女まどか☆マギカにおける高低差とか)

下の画像は魔法少女まどか☆マギカ*18話のラストシーンです。 魔法少女まどか☆マギカ8話 私はこのシーンが好きなのですが、この記事では、このシーンが何故良いと感じるのか、それを自分なりに言語化してみたいと思います。当然ながら、魔法少女まどか☆マギカ…

日記:公園をめぐる

ずっと前、Kanonというゲームをプレイしたとき、主人公たちがデートに行くと言って、ふだん日用品を買っている商店街やちょっと遠くにある公園に向かう様子を見て、なんて世界が狭いんだと窮屈に感じた覚えがある*1。 新しい場所を出す為に背景が必要なゲー…

日記:「さよなら神様」

以前読んだ「神様ゲーム」の一応の続編。 一応の、というのは、神様である鈴木を除いて、他のキャラクターは引き継がれていないから。個人的には本作の方が好みだったな。 日記:上半期に読んだミステリの感想 - しゆろぐ 何やら特殊な力を持っていることは…

日記:好きな短歌・和歌50首

短歌について日々なにかを考えている知人がこんな記事を書いていた。 いい短歌ってなんだろう。ぼくの中でこたえが出てないのだけど、今日はとりあえず「どれだけ人の短歌覚えてるか」思い出せるだけ思い出してみた。なんとなく次のルールになってます。 ・…

日記:「時計館の殺人」感想編

前に更新した推理編に続いて、最後まで読んだので感想編です。 日記:「時計館の殺人」推理編 - しゆろぐ 前回は既読者向けでしたが、この記事はネタバレなしの感想パートとネタバレありの感想パートに分かれています。 館シリーズだと、十角館はブログに感…

日記:「時計館の殺人」推理編

「人形館」に続いて、「時計館の殺人」を読んでいる。 個人的に、水車館以降の館シリーズは「時計館」をひとまずの目標として読んでいたところがある。ミステリとしては、割とストレートな内容とも聞いている。 そんな訳で、ちゃんと推理をしてから解決編を…

日記:「人形館の殺人」

一年に一冊ペースくらいで読んでいる館シリーズの4冊目。 日記:「迷路館の殺人」 - しゆろぐ 怪奇小説・幻想小説風の一人称小説 館シリーズの中では異色な作品、と語っている感想をよく見る。実際、異色です。 推理小説というより、どこか怪奇小説・幻想小…

日記:「ノッキンオン・ロックドドア2」

1を文庫本で買ったのに、2をハードカバーで買ってしまった……。 (シリーズものは揃ってないと気になる) ただ、あまりに面白かったため……。 日記:「ノッキンオン・ロックドドア」 - しゆろぐ 1作目と同様、連作短編集。 1作目の方は、チープ・トリックの屋号…

日記:「ユダの窓」

あの部屋が普通の部屋と違っているわけではない。家に帰って見てみるんじゃな。ユダの窓はお前さんの部屋にもある。この部屋にもあるし、中央刑事裁判所の法廷にも必ずある。ただし、気づくものはほとんどおらん。 (p.96) 長らく絶版だったようなのですが、2…

日記:「いまさら翼といわれても」

古典部シリーズの現行最新短編集。 「巴里マカロンの謎」の感想を書いて、そういえば感想書いてなかったなと思ったので、書く。 日記:「巴里マカロンの謎」 - しゆろぐ 今回はネタバレなし。 折木奉太郎という人間 「鏡には映らない」「連峰は晴れているか…

日記:「巴里マカロンの謎」

小市民シリーズ11年ぶりの最新刊だそうです。心待ちにしていました。 国名シリーズ風のタイトル 小市民シリーズはこれまで『春期限定いちごタルト事件』『夏期限定トロピカルパフェ事件』『秋期限定栗きんとん事件』の3作が発売されていますが、『巴里マカロ…