日記:今年の映画3選
そもそも今年放映の映画を何本見たんだ、ということはともかく。
もっとたくさん見てたら10選くらいしてもいいんだけど。
そんなに見てないし3選くらいでいいかなと。
注目の3本はこちらっ
1. LA・LA・LAND
2. パターソン
3. ダンケルク
感想リンクもつけた。
特に溜めもなく出しちゃいましたが、選出理由についてはこっから書いていきます。
ネタバレもある。
LA・LA・LANDは綺麗にまとまってたなーという感じでよかった。
まとまりすぎている感じもしなくもなくて、ミアの芝居についてもっと具体的に描いてくれてもよかった。新しい古典を目指してつくられた、みたいなことをどこかのインタビュー記事で読んだけど、古典はそもそも当初新しかったものが時間を経てたどり着く姿であって、新しい古典を目指してしまった時点で古典にはなり得ないんじゃないか、とか思ったりもした。でもそういうのはよかったからこそ思うことで、エピローグの強さとかは無二だと思う。「街で歩いていたら突然歌いだす」みたいな演出としてのミュージカルから、いつの間にかただの演奏シーンばかりになっていって(ミュージカルが力を失っていって)(現実につぶされていって)、最後に派手なミュージカルがくる、という構成の綺麗さが好き。俺の解釈にすぎないけど。
LA・LA・LANDが劇的な時間を描く映画なら、パターソンは穏やかな時間、繰り返しとしての日々、でもまたとない日々を描く映画。
パターソン自体の感想は上のリンクから飛んで読んでほしい。私的なことを言うと、最近は人生において劇的なものより穏やかなものを求めるようになってきて、個人的生活のレベルでパターソンに影響を受けている気がする。「穏やかな時間」をテーマにして小説もうじうじ書いてるけどなかなか難しい。
映画として凄いところは、劇的な時間を描いていないのに飽きさせず楽しめるところ。もしくは穏やかな日々を劇的に描いているところ。詩を書きたくなる。
三つ目、ダンケルク。
個人的に思い入れがあるというよりは、客観的に凄かったかなーという感じがする。
映画からメッセージを受け取った感じもそんなにない。でも、初めてまともに見た戦争映画だったので、「戦争映画をどう受け取るべきか」みたいなことを一時期考えていた。例えば戦争映画にとても美しいカットがあったとき、それに見惚れていいのか、とか。「戦争映画」という言葉で作品群をくくってしまうことがナンセンスなのかもしれない。
そんな感じ。せっかく三つ選んだ割に、どこがすごかったとかそんなに書いてませんが。
来年はもうすこし映画を見たい。