日記:蒲田で黒いお湯につかる

温泉って温泉街に行かないと入れないものだと思っていました。

少し調べると東京にも割と温泉があるらしく、特にお湯が黒い温泉が有名らしいのです。

というわけで、黒湯の温泉が多いと聞く蒲田に行ってきました。

温泉については詳しくはありませんし、審美眼も多分ありませんので、泉質がどうこうとか、かけ流しとか循環とかがどうこうとか、そういう話はありません。

 

(温泉に行くうえで参考にしたページ)

蒲田の黒湯温泉巡り | TIPS

趣味としての東京銭湯巡りのススメ①~私の銭湯巡りの過ごし方~|かなた

 

 

 

ルート

今回は蒲田駅から徒歩で、蒲田温泉、ゆ~シティー蒲田、改正湯の3つの温泉に行きました。

蒲田駅→徒歩→蒲田温泉→徒歩→ゆ~シティー蒲田→徒歩→改正湯

蒲田駅から蒲田温泉は駅から20分くらい歩く距離。

ゆ~シティー蒲田と改正湯は割と蒲田駅のすぐ近く。

 

蒲田温泉の近くの様子。

このあたり、駅からは少し歩く距離なのに、商店街っぽい街並みでした。

と、思ったら、Twitterにそういう言及をしている人がいて、出村駅という駅があったらしいです。その駅の駅前商店街の様子が残っているとのこと。

https://x.com/ANI3/status/1378515181257383936

 

蒲田温泉

大きさはあんまり広くはない感じ。

2列ある洗い場の奥に、湯舟がある。左奥側には黒湯、右奥側には水風呂と電気風呂がある。本当にお湯が黒い! 手にすくってみると茶色いので、コーヒーっぽくもあります。

シンプルで不要な装飾はありません。東京の銭湯と言えば壁に絵が描いてあったりもするけど、そういうのもなし。これはこれで印象的。

駅からもっと近い立地に温泉(ゆ~シティー蒲田)があるので、そちらに比べると人は少ないです。

 

蒲田温泉の黒湯には、高温湯と低温湯があります。が、低温湯の温度が、なんと44度越え!

低温……? 低温ではない。熱いよ。

水を足すための蛇口があったので水を足してなんとかお湯に入る。

たぶん水も黒みがかっていたと思う。

(このとき、水の止め方がわからなくてパニックになる。どうやら、水が止まるポイントがギュッと締めた位置ではなく、少し緩めたくらいにあるようで、調整しているうちに止まった)

それでも熱くてすぐにお湯から出てしまう。それを何度か繰り返しました。

ちなみに、Twitterを見るに、低温湯は常にそんな温度であるというわけではなく、42度くらいのこともあるらしい。それでも熱いけど。

 

名物として釜飯があるみたいなのですが、この日は食事の予定が控えていたので、また次に行く機会があれば。

牛乳を飲んで蒲田温泉を後にしました。

 

蒲田温泉から駅の方へ北上する形でゆ~シティー蒲田に向かいます。

下の写真は自販機でポカリの広告をやっていた初音ミク

最近貼りだされたピカピカの広告という感じはせず、ちょっとくたびれた印象のある広告だった。

街中の自販機の、ちょっとくたびれた広告に初音ミクがいる光景、不思議だ……。

 

呑川を越えて、橋を渡っているあたりで、街並みのなかに「ゆ」が見えてきます。

ここをまっすぐ歩くと、ゆ~シティー蒲田に着きます。

 

ゆ~シティー蒲田

蒲田温泉と同じく、広くはない。

ただし、蒲田温泉とは印象が違っていて、蒲田温泉の方にはシンプルで不要な装飾はないと書いたのですが、ゆ~シティー蒲田はなんとなくデザインとかがにぎやかな印象。(繰り返し、広くはないのですが)

そして、人が多い。東京の駅近、しかも休日の午後だったので当然ではあります。

 

ここの黒湯は、一応露天風呂ということになっています。

ただし、天井に隙間があって、かろうじて空が見えるかな?程度の露天であり、典型的な露天風呂を想像すると肩透かしを食らうと思います。東京の駅前ですからね。

温度は蒲田温泉に比べてぬるめで、過ごしやすかったです。なんかお湯がボコボコ言っていました。

ただ、人が多いので、譲る意味で長居はできないかも。

 

画像は風呂上りに飲んだ青森のりんごジュース。

蒲田温泉で牛乳を飲んだ後だったのでりんごジュースにしました)

(牛乳の写真は撮ってなかった)

温泉の上の階に宴会場があるらしいのですが、この日はイベントをやっていて参加者しか入れませんでした。

 

これは建物を出るのれんからの景色。

 

続いて、改正湯は、ゆ~シティー蒲田から西の方へ。

ゆ~シティー蒲田はがっつり駅前で、蒲田温泉も駅前商店街の雰囲気の残る街並みの中にある温泉でしたが、それに対して、改正湯は割とふつーの住宅街の中にあります。

ので、道中の写真はあんまりない。

 

改正湯


上の写真に写っている金魚のマークからもわかる通り、改正湯は金魚が見られる銭湯ということをアピールしています。

実際、お風呂場から金魚を見ることができますが、水槽はかなり曇っている感じで、まぁそんなもんです。

改正湯のお風呂場は東京のまちの銭湯って感じでした。浴槽側の壁になんらかの山の絵があって、なんというか全体的なサイズ感もそんな感じ。

まぁ東京の銭湯のイメージ、子供のころに読んだブラック・ジャックの記憶くらいしかないんですが……。

普通の黒湯、黒湯の炭酸泉、黒湯の水風呂などがあります。

個人的には水風呂がぬるめでよかった。子供が余裕しゃくしゃくで入っていたので入ってみたら、割と快適でした。まぁサウナーの人からすると、冷たい方がいいのかもしれないですが(どうなんでしょうか)。

というわけで、そのあたりのお湯にかわるがわる浸かりました。

あと、こちらは温泉ではないと思いますが、シルク風呂というものがあり、黒湯と白湯で対照的で面白かったです。

 

そんな感じで蒲田のお湯に浸かってきました。

ここまでの文章を読んでもらうと、そんなに温泉が好きそうには感じないと思います。実際、熱いお湯に浸かることが得意ではないし、すぐに上がってしまうので、自分の意識としてもそんなに温泉が好きなわけではありません。

ですが、日々を過ごしていると「温泉行きたいなぁ」と思うんですよね。不思議です。