日記:アニメ「やがて君になる」3話

見ました(遅い)。

3話は原作でいう4話5話の内容ですが、原作5話の冒頭をOP前に持ってきたり、原作4話のラストをエンディングに持ってきたりで、「アニメ3話」としての再構成が丁寧ですね。

 

日記:アニメ「やがて君になる」1話 - しゆろぐ

日記:アニメ「やがて君になる」2話 - しゆろぐ

 

追加とか演出とかで気になるところはこんなところ。

・間接キスのシーンで小糸侑がネコに目を奪われるシーンの追加。

意識しまくってる七海燈子に対して小糸が何も気にしていないのがわかる。

・朱里がフられた話をするシーンで、アイスクリームが溶ける演出。

ちょうど直前まで顔が表示されてるし、形になってない涙を描いてるのかな。

・選挙結果の掲示のシーンで、小糸がその場から立ち去ろうとする描写が追加

深い意味があるというより、ほかのクラスメイト?とか生徒会メンバー?とかがいる状況での小糸のスタンスというか距離感の保ち方があらわれているかも。

 

あと、全体的に小糸の呆れ顔が真顔になってるシーンが多かったかもしれません。

 

作品の中の前提条件「小糸侑は今のところ人を特別に見ない」「七海燈子は自分を特別に見ない小糸侑を求めている」がとうとう提示された回ですね。

人を好きになれないことを「私は星に届かない(1話タイトル)」と表現される小糸侑が家庭用プラネタリウムをプレゼントされ、自分も星に届くのだろうかと考える回でもある。

 

アニメを見て改めて思ったこと。

朱里を慰めようとこよみが「好きって思われ続けてたらその気になるもんじゃない?」なんて言って小糸が「そうなのかな?」と聞き返すシーン。

なんというか、小糸はまず自分に重ねて考えたからこそこういうことを(ちょっと空気読めてない感じで)言っちゃったんだろうし、それは人の恋の話を聞いて、七海燈子のことを思い浮かべてたということでもあるんですよね。

あと同じシーンの、「まるで練習したみたいにすらすらと話す朱里は その言葉を一人で何度並べて飲み込んで 整理したんだろう」というモノローグがとてもいい。

応援演説の練習中だったからこそ思ったことなのかもしれないけど、小糸侑のものの見方やっぱり好きだな。

 

謎の義務感にかられてアニメの各話感想書いてたけど、ちょっと忙しいので、今後は特定のエピソードを切り取ってなんか書く感じになると思います。槙くんの記事みたいな感じで。

メモ:特別に対する距離感 (「やがて君になる」槙聖司についての覚え書き) - しゆろぐ