日記:趣味について(2018年の振り返り、2019年の目標)

一年の計は元旦にあり。翻って、一年の計を決めることになるので、今日こそが実質元旦になる。

この記事では、2018年の自分の趣味に関する振り返りと、2019年の趣味に関する目標を書いてみる。

 

2018年振り返り

2018年の趣味は主に短歌と読書に終始した。

それぞれについて、簡単にまとめてみる。

 

・短歌

一年を通じて、200首程度つくった。

短歌はストレス発散という面が強かった。負の感情というのは、たいてい57577という定型の中に収めるには大きすぎたり複雑すぎたり、もしくは反対に単純すぎたりする。そういうものを定型に変換しようとするうちに、模様が変わっていく。

かなり原始的ではあるが、かなり生活上の一つの実践として短歌というものとかかわった一年だったかもしれない。

 

・読書

主に上半期に集中的にミステリを読んだ。

といって、大した量ではないが、今まで手を出していなかった本格ミステリというものに向き合えたこと、エラリー・クイーンや青崎有吾といった作家に出会えたことが嬉しい。

また読書といっていいのかはわからないが、ノベルゲームを少々やっていた。画面、音楽、そしてそれらの骨子となる文章の相乗的な高まりを楽しめる点で、私はノベルゲームを素晴らしいメディアだと思っている。

選択肢によって分岐するストーリーの多層的な構造も面白い。

しかしながら、今まではあんまり手が出せずにいたメディアであり、期待していた・思っていたのとちょっと違う面もたくさんあった。そういう点も含めて、ノベルゲームに触れられたのはよかった。

 

2019年目標

続いて、2019年の趣味は以下のような感じにしたい。

 

・短歌

がむしゃらにつくっていたので、いったんそれは休憩して、少し勉強をしてみたい。

現在、『短歌のレシピ』(俵万智)を読んでいる。ためになる。これを読んだからといって、唐突にうまくなるわけでもないだろうが、伸びる余地の在りかみたいなものが見えてくる。

あとはいい歌を鑑賞する。つくるよりは学びたい。学んで、去年つくった歌をときどき推敲できればいいかな。まぁときどき衝動的につくるんだろうけど。

ごく一部の人に、文フリで歌集とか出さないの、みたいな話をしてもらってうれしいけれど、短歌は生活の中で読んでいけるのがいいところだと思うので、もっと修羅場っぽい年に、それまで溜まったものを編集して出せたらいいかな。

 

・読書

私には表現の消費者として、3つのコンプレックスがある。1つは、名作映画を全然見ていないことに対するコンプレックス。もう1つは、名作ミステリを全然読んでいないことに対するコンプレックス。もう1つは、古典SFを全然読んでいないことに対するコンプレックスである。

2017年には、映画をすこし見始めた。2018年には、ミステリをすこし読み始めた。では2019年はSFを読むか、と言いたいところだが、映画とミステリに触れ始めたことで、そもそもこういう教養へのコンプレックスがなくなってきた。

そのときどき触れたいものに触れていって、最終的に振り返ったときに形作られているのが読書遍歴というものだと思う。

要するに、読書に関しては目標を立てず、ときどきで好きなものを好きに読んでいきたい。

敢えて言うなら、良い読書遍歴を構築したいという自意識に負けないことが、2019年の目標だ。

あとは積読を減らそう。

 

・小説

2018年に全然できなかった趣味が小説の執筆。

正直、今年もあんまり書ける気がしないが、短歌を書き散らしていた時間でこそこそと書き進めて何かをしたい。

ただ、なんとなく書きたいなぁという気持ちはあっても、書かなければいけないという強い想いがもはや失われていて、そういう意味ではそもそも小説を書くのに向いていないのかもしれない。

既刊もないことはないので、とりあえずどっかのイベントに1回出るくらいを目標にするか。