日記:「WATARIDORI」「ディープ・ブルー」「アトランティス」
しばらく忙しい期間が続いたので、寝しなに自然系ドキュメンタリー映画を見ていた。
WATARIDORIは鳥の渡りの様子を映像に収めた作品。
フランスの作品。邦題はちょっとどうなのかと思う。
多種多様な鳥の旅が楽しめる。あんまり飛んでいる姿を見ないペリカンが飛んでいる様子とか、いろいろ新鮮だった。少数で編隊のようなものをつくって飛ぶ鳥とか、空を埋め尽くすような群れで飛ぶ鳥とか。荒野をゆく鳥、雪山で雪崩から逃げる鳥、波の間で岩を渡っていくペンギン。
過酷な旅を終えて、鳥たちはまた帰ってくるが、それは新たな旅の始まりに過ぎない。
同名のサメ映画もあるが、この映画はサメよりシャチがこわい。さすがにオルカ(魔物)と学名につけられるだけのことはある。
驚異的な海の風景が魅力だが、ほかの人の感想を見ると、映像はすごいが目新しさはないとのこと。俺はあまりドキュメンタリーを見てこなかったので新鮮に楽しめたけど、詳しい人にとってはそうでもないのかもしれない。
それでもやっぱり迫力のある映像は魅力的。冒頭から波の映像だけ観客を魅了するだけの迫力がある。猛スピードで泳ぐマグロの描写なんかも見事。捕食されないように逃げ回る魚に焦点を当てた夜の海はホラーというか、進撃の巨人の巨人に感じるような根源的恐怖を感じる。シャチも怖い。ただシャチの残酷な面を強調するかのような映像の後に、その狩りが命がけであることを解説するところなど、フェアな感じもする。
クラゲや深海魚はやっぱり幻想的。海の面白いところがぎゅっと詰まった良作。
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アトランティスは「レオン」の監督のリュック・ベッソンが撮った海映画。
(レオンは見てなません。ごめんなさい)
ディープ・ブルーと比べると、ドキュメンタリーとしての良さというより、海をいかに美しく撮るか、みたいなところに魅力がある気がする。冒頭の泡がめちゃくちゃ幻想的。
海草いっぱいの海を泳ぐ場面とか、「どんな海を舞台にしているのか」というロケーションをきっちり生かしているところに好感が持てる。
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自然系ドキュメンタリー映画はあくまでも映画なので、知識をつけるというよりは、あくまで映像を楽しんだり、ものを知るきっかけにするのがいいのかもしれない。俺はというと、見ている最中についついなんらかの人生の糧にしたいという下心がわいてきて、途中で止めて解説されていないことについて調べたくなったりしてしまってよくなかった。
あと連続で見ると、だんだん飽きてくるので、たまに見るくらいがいいと思う。